アイスダンス“かなだい”「ゾーンに入っている感じ」三度目の正直で初頂点へ前進

[ 2022年12月22日 16:38 ]

フィギュアスケート全日本選手権第1日 ( 2022年12月22日    大阪・東和薬品ラクタブドーム )

<全日本フィギュア アイスダンスRD>演技する村元哉中&高橋大輔(撮影・長久保 豊)
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 アイスダンスで初優勝を目指す村元哉中・高橋大輔(関大KFSC)組が、リズムダンス(RD)で77・70点をマークして首位に立った。終盤のリフトで減点があったが、息の合ったツイズルで最高のレベル4を獲得するなどアップテンポなナンバーを演じ切った。

 「緊張してきた中でも最後まで滑れた。リフトでディダクションがついてしまったけど、良い演技ができた」と振り返った村元は「(減点は)足を下ろすのがちょっと長引いて7秒超えてしまった」と説明。高橋は「悪くない点数。フリーに向けて良い感じ」と話した。

 試合前にはマリナ・ズエワ・コーチから「楽しんできなさい。アイスショーだと緊張しないから、あなたたちのショーだと思ってやってきなさい」と送り出されたが、高橋は「今回あまり聞いていなかった。凄い前のめりになっていたので…。凄い鼻息荒かった」と苦笑いで振り返る。演技直前の高橋の表情について村元は「練習の時は柔らかい表情だったけど、本番の時は緊張しているんだろうなと。ゾーンに入っている感じだった」と話した。

 初出場の20年はRD前の公式練習で村元が左膝を負傷。北京五輪選考会だった21年はRDで高橋が転倒するなどアクシデント続きだった。三度目の正直でRDを首位で乗り切り、初の全日本頂点へ前進。村元は「ネガティブ、マイナスの部分を考えずに、できることをしっかりやることに集中していた」と話した。高橋も「変な緊張感はなかった」と強調し、フリーへ向けて「今できる100%を出せたら」と意気込んだ。

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2022年12月22日のニュース