世界ランク1位のアイルランドがフィジーに快勝 メンバー大幅変更も貫禄見せる ラグビーANS

[ 2022年11月13日 00:03 ]

ラグビーオータムネーションズシリーズ ( 2022年11月12日    アイルランド・ダブリン )

トライするマック・ハンセン(AP)
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 世界ランキング1位のアイルランドは、ホームで同11位のフィジーを35―17で破った。前週の南アフリカ戦に続き秋のテストマッチ2連勝で、14日に更新される最新の世界ランキングでも1位を守ることが決まった。

 前半3分に外にボールを回されトライを先取されたアイルランドだが、慌てる素振りはなかった。その直後にはCTBヘンショーが負傷交代する不運にも見舞われたが、自慢のFW戦で優位に立ち、同14分にNo・8ティモニーがゴールポスト下に反撃のトライ。同19分にはラインアウトからモールを押し込み、再びティモニーが勝ち越しトライを奪った。

 その後もペナルティーを繰り返し、レッドカードやシンビンによる一時退場者を2人出すなど規律に苦しむ相手の隙につけ込み、敵陣で試合を進めたアイルランド。21―10で試合を折り返した後半は、決定機でハンドリングミスを犯すなど突き放せない状態が続いたが、それでも2トライを追加。昨夏の東京五輪金メダルを獲得した7人制代表メンバーを含む太平洋諸国の雄を退けた。

 翌週には世界ランク7位のオーストラリアとの対戦を控えるアイルランドは、前週の南アフリカ戦から先発9人を変更。SHマレー、SOセクストン主将の主力ハーフ団をメンバーから外し、ノンキャップ選手を先発に1人、リザーブに2人入れた。これにフィジーのバーン・コッター・ヘッドコーチは「トレーニングセッションではないか」とかみ付いていたが、世界ランク1位が選手層の厚さを見せつける結果となった。

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2022年11月12日のニュース