次期監督の杉山愛氏「ポテンシャルあるチーム。楽しみ」 日本、来季ファイナル予選出場逃すも

[ 2022年11月12日 17:08 ]

女子テニス国別対抗戦ビリー・ジーン・キング杯プレーオフ最終日 ( 2022年11月12日    有明コロシアム )

元プロテニスプレーヤーの杉山愛さん
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 日本がウクライナと対戦し、1勝3敗で敗れた。来年のファイナル予選出場権を逃し、アジア・オセアニアゾーン1部に回る。3戦先勝方式で2日間の日程で実施。前日の第1日のシングルスで2敗して迎えたこの日は、シングルスで世界105位の内島萌夏(21=フリー)が世界70位のマルタ・コスチュク(20)に0―6、3―6で完敗。敗退が決まり消化試合となったダブルスで青山修子(34=近藤乳業)、柴原瑛菜(24=橋本総業)組がカタリナ・ザワツカ(22)、リュドミラ・キチェノク(30)組に6―3、6―3で勝利した。

 今大会を最後に日本代表の土橋登志久監督(56)は退任。次期監督に内定している杉山愛氏(47)は大会を視察し「技術力の差は紙一重。団体戦の緊張感の中でいかに普段の力をどれだけ出せるかがカギになる」と語った。12月の国内合宿から指揮を執る予定。来季はアジア・オセアニアゾーン1部からのスタートとなり「失うものは何もないところからのスタート。ポテンシャルはあるチームだと思っているので、楽しみ」と強調した。

 今回の招集を見送られた大坂なおみ(25=フリー)については「大坂選手は大きな存在だが、今は肉体的な疲労やケガ、メタルヘルスの問題もある。いかに元気よく彼女らしく戦えるか。もちろんチームに貢献してもらいたいと思っているが、アジア・オセアニア(ゾーン1部)は彼女の力を借りずに勝ち上がりたい」と語った。

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2022年11月12日のニュース