1100人の前で横綱・照ノ富士が決意 「もっと高みを目指す」都内で昇進披露パーティー

[ 2022年10月16日 19:27 ]

第73代横綱照ノ富士昇進披露祝賀会で謝辞を述べる照ノ富士
Photo By 代表撮影

 大相撲の横綱・照ノ富士(30=伊勢ケ浜部屋)の横綱昇進披露パーティーが16日、東京都内のホテルで開かれた。会場には八角理事長(元横綱・北勝海)、元横綱で相撲評論家の北の富士勝昭さん、柔道男子73キロ級で2大会五輪金メダルの大野将平ら約1100人が出席。元コロナ担当大臣だった西村康稔経産相も「私もコロナ担当をやっていましたが、こんなに大勢の方が集まる会は何年ぶりかと…」と苦笑いを浮かべるほどの大盛況の中で開催された。

 照ノ富士は昨年名古屋場所で第73代横綱に昇進して1年。1人横綱の重圧のなか昨年秋、九州、今年夏場所で優勝し、横綱在位7場所で3度の優勝を果たした。

 冒頭で師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)が「大関から序二段にまで下がりましたが、血のにじむような努力で横綱に上がることができました。師匠である私にとっても今後経験することのない奇跡のような喜びであります」とあいさつ。続けて横綱が「いろんなことありましたが、ひとつだけ目標持ってやり続け、それが叶えられた。親方はじめ、おかみさん、部屋の仲間達、どんなときでも応援してくれた方々の支えがあって、上がることができました。ここで終わりでなく、もっと高みを目指して、お相撲さんはどういう仕事なのか、横綱としてどう生きていくか、これからも勉強して頑張っていきたいと思います」と述べた。

 秋場所は両膝のケガなどで途中休場。秋巡業などには参加しているが、相撲を取る稽古はしていない。手術の可能性については「今は言えない」と明言を避けた。

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