大東大が予選会トップ通過 真名子監督「うれしいし、びっくり」就任1年目で母校導く

[ 2022年10月16日 04:00 ]

第99回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会 ( 2022年10月15日    陸上自衛隊立川駐屯地~国営昭和記念公園=21・0975キロ )

<第99回箱根駅伝予選会>予選会をトップ通過し、笑顔の大東大の選手たち(撮影・木村 揚輔)
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 母校・大東大に舞い戻った高校駅伝界屈指の名将が、見事就任1年目で4年ぶりの箱根切符をもたらした。しかも真名子監督本人も「うれしいし、びっくり」という1位。「他校の方が経験値はあると思うが、みんながいい走りをしてくれた」と選手たちを称えた。

 4年連続で出場した箱根駅伝は、主将を務めた01年の第77回大会で10区区間賞を獲得。ホンダを経て指導者に転身し、12年に宮城・仙台育英高の監督に就任。19年には全国優勝に導いた。高校駅伝界に確固たる地位を築いたが、低迷する母校の監督就任には「どれだけ弱くなっても、うれしいこと」と快諾。改革を次々に断行した。

 まずはおろそかになっていたジョグ練習の重要性を説き、走りの基礎をつくり直した。生活面でも「整理整頓やあいさつができていなかった」と厳しく指導。今年3月の最初のミーティングで「付いてこれば必ず結果は出る」と宣言。有言実行したが、目標はもっと先。谷口主将(4年)は「監督には感謝しかない。まずはシードを勝ち取りたい」と本戦へ視線を向けた。

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2022年10月16日のニュース