レスリング川井友香子 腰痛で全日本選手権前哨戦を棄権「無理して悪化するくらいなら」

[ 2022年10月16日 11:39 ]

レスリングフォーデイズ杯全日本女子オープン選手権最終日 ( 2022年10月16日    静岡・焼津市総合体育館 )

腰を痛めて棄権を決めた後、取材に応じる川井友香子
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 シニアの部62キロ級に出場予定だった東京五輪金メダリストの川井友香子(25=サントリービバレッジソリューション)が、試合直前に腰を痛めたため棄権した。今大会は姉で五輪後に結婚・出産した五輪2連覇女王の金城梨紗子(27=同)の復帰戦で、五輪以来の姉妹同時出場を予定していた。

 試合前のウオーミングアップ中に腰を痛めた川井は、すぐに痛み止めを飲み患部にテーピングを施したものの、腰を落として構えることができずに出場を断念。「無理して悪化するくらいならと棄権した。(症状は)ひどくないので、12月には支障がないと思う」と、年末に控える24年パリ五輪の最初の予選となる全日本選手権(12月22~25日、東京・駒沢体育館)へ大事を取ったことを明かした。

 女子62キロ級は今年9月の世界選手権で尾崎野乃香(19=慶大)が優勝。2連覇を目指すパリ五輪へ手強いライバルとなりそうだが、「優勝すると思っていたし、国内の試合がレベルアップするのはいいこと。刺激になる」と川井。2カ月後の全日本での再戦に向け、どんと構えた。

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2022年10月16日のニュース