五輪2連覇の金城梨紗子が復帰戦で優勝 結婚・出産経て437日ぶり実戦

[ 2022年10月16日 15:11 ]

レスリングフォーデイズ杯全日本女子オープン選手権最終日 ( 2022年10月16日    静岡・焼津市総合体育館 )

<レスリングフォーデイズ杯全日本女子オープン選手権>シニアの部女子59キロ級で優勝した金城梨紗子
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 シニアの部59キロ級で、五輪2連覇女王で東京五輪以来437日ぶりに実戦復帰した金城(旧姓・川井)梨紗子(27=サントリービバレッジソリューション)が、3試合を勝ち抜き優勝した。金城は五輪後の21年8月に結婚し、今年5月に第1子となる女児を出産。私生活の大きな変化を経て、24年パリ五輪へ再スタートを切った。

 金城は初戦の2回戦はわずか51秒でフォール勝ち。2試合目の準決勝も電光石火の攻撃でバックやローリングで加点し、1分23秒で10―0のテクニカルフォール勝ちを収めた。中西美結(至学館大)至学館大と対戦した決勝は9―0で勝利した。

 レスリングは年末の全日本選手権(12月22~25日、東京・駒沢体育館)から24年パリ五輪の予選が始まる。重要な大会に向けて試合勘を取り戻したかったもようで、今大会は本来の57キロ級ではなく1階級重い非五輪階級での出場となったが、圧倒的な強さを見せている。

 62キロ級に出場予定だった東京五輪金メダリストで妹の川井友香子(25=サントリービバレッジソリューション)は、初戦直前に腰を痛めたため棄権。金城の試合ではセコンドに付き、姉をサポートした。

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2022年10月16日のニュース