ラグビー京産大 初出場初先発の小野麟兵が99点圧勝に貢献「Cチームでの努力が認められた」

[ 2022年10月16日 19:48 ]

ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第3節   京産大99-15関大 ( 2022年10月16日    皇子山陸上競技場 )

<京産大・関大>前半5分 逆転トライを決める京産大・小野(撮影・成瀬 徹)
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 第3節の2試合が行われ、昨季王者の京産大は99―15で関大に圧勝して3連勝を飾った。計15トライを挙げる圧勝劇にあって、試合後に元日本代表の広瀬佳司監督が「活躍してくれた」と称えたのが、この試合がAリーグ初出場初先発となったCTB小野麟兵(2年=京都工学院)だった。

 3点を追う前半5分、巧みなステップから突破してトライを奪うと、持ち味のタックルでも貢献。後半36分には2トライ目を挙げるなど、リーグのデビュー戦でインパクトを残した。

 「めちゃめちゃ緊張していたんですけど、最初にタックルを外して、そこで緊張が少し解けました。先輩たちも“思い切ってやれ”と言ってくれていたので」

 初々しい表情で振り返った小野は、2週間前までCチームにいた。昨季も含め、これまでリーグ戦の出場はゼロ。5月に右膝を痛めたこともあり今季もAチームに呼ばれることはなかったが、ジュニア戦やコルツ戦などでアピールを継続してきた。1週間前に昇格すると、いきなり先発メンバーに名を連ねた。

 「小野のディフェンスとボールキープがバックスに必要だと。Aチームでも活躍できると思って起用しました」と広瀬監督。本人は「Cチームでやってきた努力が認められた」語る一方で「まだまだできると思う」と今後へと目を向けた。関西連覇、そして大学日本一を目指す京産大に新たな力が台頭した。

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2022年10月16日のニュース