久常、運も味方に「上出来」65の8位浮上 20歳プロ2年目、5カ国を転戦

[ 2022年10月16日 04:20 ]

米男子ゴルフツアーZOZOチャンピオンシップ第3日 ( 2022年10月15日    千葉県 習志野CC=7079ヤード、パー70 )

<ZOZOチャンピオンシップ・3日目>8番、ティーショットを放つ久常涼(撮影・西尾 大助)
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 20歳の久常涼(SBSホールディングス)が13位から出て6バーディー、1ボギーの65で回り、通算9アンダーで首位と5打差の8位に浮上した。今季5カ国を転戦する国際派のホープが米ツアーで躍動した。連覇を狙う松山英樹(30=LEXUS)は4つスコアを伸ばし、通算4アンダーで31位。リッキー・ファウラー(33=米国)が通算14アンダーで単独首位に立った。

 20歳のホープは「運」も味方につけた。最終18番パー5。左に引っかけた第1打は木に当たり、フェアウエー中央へ。2オンを逃した3打目、今度はピンに当たって2メートルにつけ、バーディーで締めた。13番から3連続を含む6バーディーを量産。「自分らしいゴルフができている。上出来の順位」と笑った。

 1Wの平均飛距離300ヤード超も「PGAだと30ヤード前にいる選手も多いので精度で勝負しています」。渋野日向子らを輩出した岡山・作陽高3年時にプロ転向して2年目。先週も韓国ツアーに出場するなどスペイン、タイ、サウジアラビアなど5カ国を転戦する国際派だ。対応力が磨かれ「今週にも生きてます」と力を込めた。

 単独6位以上なら日本ツアーでの生涯獲得賞金(5568万4942円)を超える賞金(約5900万円)が一気に手に入る。既に11月の欧州ツアー最終予選会にもエントリー。「その先は米ツアーに行きたい。ここで良い結果を残せば道が開けると思う」と久常。20歳の前途には夢が広がっている。

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2022年10月16日のニュース