【パルクール世界選手権】スピード男子の日本勢は準決勝進出ならず…女子フリースタイルは山本、近藤決勝へ

[ 2022年10月16日 14:09 ]

<第1回世界パルクール選手権最終日>フリースタイル女子予選で演技する山本華歩。(写真左下の)近藤凪紗、泉ひかりが見守る
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 第1回世界パルクール選手権最終日は16日、東京・有明アーバンスポーツパークで行われ、スピードの男子予選で日本勢は勝乗志音(23=Mission Hiroshima)が23位、大西隼人(19)は26位に終わり、上位10人による準決勝には進めなかった。

 フリースタイル女子予選では山本華歩(32)が3位、近藤凪紗(21)が7位で上位8人による決勝に進出。スピードを専門とする泉ひかり(26=TOKIOインカラミ)も予選8位に食い込んだが、同じ国から決勝進出は2人までというルールで決勝には進めず。岩崎優衣(16)は14位だった。

 勝乗は同走の選手が途中で競技を中止したのを見てスピードを緩める痛恨のミス。「自分は周りが気になってしまうタイプ。集中力が切れてしまった。そういう性格も直さないといけない」と反省。また、18選手がリトライを申告し、セカンドランを実施したが、勝乗は申告しておらず、「リトライしなかったのも反省している」と悔しがった。大西は尻もちをつくミスがあり、タイムを伸ばせず。「最初にミスがあったので、それが悔しい。日本選手権よりも悪いランになってしまった」と唇をかんだ。

 泉は日本選手権から大きくスコアを伸ばして予選8位と奮闘。スピードを専門とする女子の第一人者は「きょうの自分のランには満足している。世界選手権で自分のベストを出して(山本、近藤)の2人に託すことができたので良かった」と笑顔で話した。

 岩崎は9日の日本選手権で今回の出場権を獲得。「胃が口から出そうだった」と言うほどの緊張の中で精いっぱい演技。左肘脱臼という怪我を抱えての出場だったが、「出ないという選択をしなくて良かった。夢のような空間だったし、この2週間で学べたことが多かった。悔しさはあるし、自分のレベルが分かり、次へのバネがつくれたのはうれしかった」と収穫を口にした。

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2022年10月16日のニュース