アメフト関大 1点差で敗れた1年前の悔しさを晴らす時が来た 30日に立命大と全勝対決

[ 2022年10月16日 18:09 ]

関西学生アメリカンフットボール1部リーグ   関大42―14京大 ( 2022年10月16日    たけびしスタジアム京都 )

<京大・関大>ランで突進する関大QB須田(撮影・堀田 和昭)
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 トップギア発進に意味があった。自陣14ヤードから始まった最初のシリーズ。QB須田啓太(2年)が小気味いいランでオフェンスを進め、WR溝口駿斗(2年)へ75ヤードTDパスを通すまでに要した時間はわずか1分44秒。電光石火の先制劇で主導権を握り、そのまま6TDを奪う快勝に導いた。

 「きょうはいい感じで試合に入れた。練習で取り組んできたことを出せて、ひとつ課題を改善できました」

 開幕から3つ白星を並べながら、スロースターターのオフェンスが達成感を半減させていた。「きょうは、走れるところは走ろうと、割り切って試合に臨んだ」。司令塔の意識改革を促したのは、昨年の副将を務めた前川真司の言葉。「昨年の良さが出てないぞ」。スターター1年目で、ガムシャラだった姿を思い出し、雪辱戦のデモンストレーションにした。

 次節(30日)は、立命大との全勝対決。昨年、1点差で敗れた悔しさは、一瞬も忘れたことはない。「しょうもないプレーをしないように。もしミスしても、カバーできるように、成長した姿を見せたい」。13年ぶりの甲子園ボウル出場へ訪れる最初の難関。腕をぶす背番号8は、1年前と同じ姿ではない。

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2022年10月16日のニュース