照ノ富士休場 右膝状態悪く、師匠・伊勢ケ浜親方「場合によっては手術も」

[ 2022年9月21日 05:30 ]

大相撲秋場所10日目 ( 2022年9月20日    両国国技館 )

照ノ富士が休場となり大栄翔の不戦勝となった(撮影・西海健太郎)
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 横綱・照ノ富士が20日、日本相撲協会に「両変形性膝関節症、右膝骨挫傷で3週間の安静加療を要する見込み」との診断書を提出して休場した。休場は今年の春場所以来13度目で横綱昇進7場所目で2度目。10日目の対戦相手、関脇・大栄翔は不戦勝となった。今場所は金星4個を与えるなど9日目まで5勝4敗と不振だった。

 場所後の10月16日には都内で昇進披露パーティーを控えており休場は避けたかったが、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)は横綱本人が休場を申し出たと明かした。痛み止めの注射を打ちながら出場しており「これ以上打つとじん帯とかが悪くなってしまうから無理」と説明。両膝は右の状態が特に悪いとし「場合によっては手術も必要になってくる。骨が完全にずれている」と深刻な状況を説明した。

 手術に踏みきれば長期離脱の可能性もある。八角理事長(元横綱・北勝海)は「膝を治す繰り返しで大変だと思うが、もう一度、やり直してほしい」と奮起を促すが、30歳の横綱には多難な道のりが待っている。

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2022年9月21日のニュース