陸上女子やり投げ・北口 収穫たっぷりの3カ月「夢の世界旅行かなえられた」

[ 2022年9月21日 05:25 ]

羽田空港に帰国した女子やり投げの北口は、世界選手権の銅メダルを手に笑顔
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 陸上女子やり投げ日本記録保持者の北口榛花(24=JAL)が20日、海外転戦を終えて羽田空港に凱旋した。7月の世界選手権で、女子の投てき種目として世界大会で日本勢初の表彰台となる銅メダルに輝き、最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)で2度優勝し、ファイナルでも日本勢初の3位表彰台の快挙達成。収穫たっぷりの3カ月を天真らんまんな“北口節”で振り返った。

 入賞狙いだった世界選手権の3位とは対照的に、DLファイナルは優勝を狙っての3位。「同じ3位でも違うことを感じた3位」と悔しさをにじませながらも「そう簡単には、世界のお姉さま方は勝たせてくれなかった」と笑い飛ばした。

 6月のDLパリ大会から始まり、米オレゴン州での世界選手権を挟み欧州転戦。「夢の一つが世界旅行で、やり投げとともにかなえることができた」。フィールド上では世界の強敵たちと投げ合う一方で、多くの都市を巡り「楽しい思いをしてしまった」とぶっちゃけ。来季もクセになった世界転戦を続け、実力を磨き続ける。

 今季は残りの国内大会で自身の日本記録66.00メートル更新を目指すが、長い旅路を終えてまずは小休止。「(拠点の)チェコの料理は味が濃かったので、おそばとか、焼き肉も食べたい。刺し身も食べたい」と想像しながら豪快に笑った。

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2022年9月21日のニュース