若ノ勝が6戦全勝「あと一番残っているので気は緩まない」三段目優勝をかけ欧勝海と全勝決戦へ

[ 2022年9月21日 13:37 ]

大相撲秋場所11日目 ( 2022年9月21日    東京・両国国技館 )

<秋場所11日目>龍司(右)を押し出しで破る若ノ勝(撮影・郡司 修)
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 三段目の若ノ勝(19=常盤山部屋)が龍司(25=入間川部屋)を押し出して6戦全勝とした。

 鋭い立ち合いから突っ張って一気に前に出て完勝。デビュー5場所目となる九州場所での新幕下昇進を確実にした。大関・貴景勝ら部屋の兄弟子たちに鍛えてもらった猛稽古の成果が出ている。「稽古をつけさせていただいたので期待に応えたい」と自身初の各段優勝を見据えた。「あと一番残っているので全然気は緩まないですね」とさらに気を引き締めた。

 もう一つの全勝対決は、幕下上位経験のある欧勝海(21=鳴戸部屋)が風賢央(23=押尾川部屋)を下手投げで下して6戦全勝とした。風賢央が右おっつけから右上手を引いて出ていったが攻めきれず、上手投げを狙ったところを欧勝海が左下手投げで打ち返した。敗れた風賢央は「上体が起きてしまった」と悔しがった。

 三段目の全勝は若ノ勝と欧勝海の2人だけとなり、13日目に両者の直接対決で優勝が争われることが予想される。

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2022年9月21日のニュース