朝乃山が敗れる大波乱 来場所の関取復帰が絶望的に “殊勲”の勇磨は「自信がつく一番になりました」

[ 2022年9月21日 14:28 ]

大相撲秋場所11日目 ( 2022年9月21日    東京・両国国技館 )

<秋場所11日目>勇磨(奥)に突き落としで敗れる朝乃山(撮影・藤山 由理)
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 今場所最大の“大波乱”が起きた。元大関の幕下・朝乃山(28=高砂部屋)が勇磨(24=阿武松部屋)に突き落としで敗れ、初黒星を喫した。

 立ち合いは右を差しにいったが、相手に左へ動かれると突っ張りに変えて攻め込んでいき、左へ左へ回り込む相手を追い詰めたところで土俵際逆転の突き落としを食った。これで1敗を喫したため、来場所の関取復帰の可能性が消えた。朝乃山はこの日、取組後の取材には応じなかった。

 勝った勇磨は「素直にうれしいです」と喜びを表した。土俵際の突き落としは「狙ってないです。たまたまハマりました」と無我夢中の勝利だった。元大関を破る“殊勲の星”に「自信がつく一番になりました」と大きな収穫を得た。

 幕下の全勝は勇磨、大成龍(29=木瀬部屋)、阿蘇ノ山(22=境川部屋)の3人となった。

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