FB山中亮平が“危機管理プラン”SO練習「どのポジションでも頑張りたい」 ラグビー日本代表候補

[ 2022年9月21日 17:26 ]

宮崎合宿で汗を流す山中
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 ラグビー日本代表候補は21日、宮崎合宿の2日目を報道陣に公開した。実戦形式のフォーメーション確認では、19年W杯日本大会に出場したFB山中亮平(34=神戸)がSOでプレー。今秋のオーストラリアA代表との強化試合や欧州遠征での有事に備えた。

 緊急配置プランを想定し、危機管理している。山中はこの日、2日連続でSOのポジションに入った。首脳陣からの指示で、大分・別府合宿でも配置され「求められているところで役割を果たせれば、どんなポジションでもいい」と頼もしい存在だ。

 現在、今秋の日本代表候補SO陣にアクシデントが起きている。山沢拓也(28=埼玉)は2週間前の脳しんとうの影響で別メニュー調整しており、田村優(33=横浜)は体調不良で合流が遅れ、李承信(21=神戸)は20日の練習中に右足首を負傷。今後の万が一のことを想定し、山中が備えている。

 元々、SOでのプレー経験はあるが、最後に公式戦で出場したのは「5年前くらい」という。SOというポジションは試合中の司令塔。「FBと違って指示を出すことが多くなる。コミュニケーションはより、やっていかないといけない」。練習ではSH斎藤直人(25=東京SG)らと話し込む様子もあった。

 今回だけに限らず、来秋のW杯フランス大会でも緊急事態が起きてしまう可能性はある。「(SOとFB両方)できた方が戦術とかプラン的にも良い。どのポジションでも頑張りたい」と山中。“緊急登板”の練習だけで終わらせず、戦略の幅も広げる。

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2022年9月21日のニュース