石川遼 20位もロングゲームに手応え「可能性を感じるようになっている」

[ 2022年8月7日 16:09 ]

<第89回日本プロゴルフ選手権大会最終目>3番、ティーショットを放つ石川(撮影・会津 智海)
Photo By スポニチ

 男子ゴルフの今季国内メジャー第2戦、日本プロ選手権(賞金総額1億5000万円、優勝賞金3000万円)は7日、静岡県三島市のグランフィールズCC(7219ヤード、パー71)で最終の第4ラウンドを行った。

 首位から11打差の23位からスタートした石川遼(30=CASIO)は4バーディー、4ボギーの71とスコアを伸ばせず、通算3アンダーの20位に終わった。序盤の5番までに3バーディーを奪い、一気に6アンダーまでスコアを伸ばしたが、7番からの4連続ボギーで上位争いからは後退。7位だった5月の中日クラウンズに続く今季2度目のトップ10入りはならなかった。

 アイアン、アプローチ、パッティングと反省すべき点は多いが、スイング改造で主眼にしているロングゲームは復調気配。16番パー5(650ヤード)では1W、3Wでいずれもフェアウエー真ん中をキープし、ピンまで40ヤードの地点まで運んだ。

 「MAXに近い力感で打てているのは数年ぶりのこと。パー5を制圧できるロングゲームだったように思います。少しずつ可能性を感じるようにはなってきています」

 昨季まではこの16番と同じようなホールでティーショットに3Wを選択して第3打に懸ける安全策を取るケースが多かったが、ロングゲームに自信が戻ってきた今季中盤戦以降は積極策を取るケースが多くなった。石川にとっては手応え十分の後半戦初戦となった。
 

続きを表示

2022年8月7日のニュース