勝股が痛恨の3ラン被弾「自分自身が悔しい」 日本は米国に2―3で惜敗 

[ 2022年8月7日 18:11 ]

日米対抗ソフトボール第2戦<日本・米国>5回に3ランを浴びて、うなだれる日本の先発・勝股美咲
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 ソフトボール女子の日米対抗第2戦は7日、福島市の福島県営あづま球場で行われ、日本代表は米国代表に0―3で敗れた。先発の勝股美咲(22=ビックカメラ高崎)が0―0の5回に2死二、三塁から3番クリングラーに痛恨の3ランを被弾。7回に坂本結愛(26=日立)の左越え2ランで追い上げたが、あと一歩及ばなかった。

 昨夏の東京五輪で金メダルを獲得した日本と銀メダルの米国による3連戦。6日の第1戦を2―1でサヨナラ勝ちした宇津木麗華監督(59)は「きょう(6日)先発していない選手は全員、あした(7日)先発させる」と予告していた通り、スタメン10人中7人を入れ替え、2戦連続スタメンの3人も打順を変更した。

 勝股は18年世界選手権に代表入りし、次世代のエースとして期待された逸材。だが、昨年の東京五輪では代表から漏れたていた。今大会は代表定着へのアピールする舞台。3回以降、走者を背負う場面が目立ちながらも踏ん張り、5回も無死二、三塁から2死までこぎつけたが、内角を狙ったボールがやや甘く入った。「1球で試合が決まってしまった。流れを壊してしまい、自分自身が悔しい」と唇をかんだ。

 チームは3点を追う7回に坂本が2ランで1点差に迫り、さらに無死一塁としたが、走者を進められず、同点に追いつくことはできなかった。宇津木監督は「セーフになり確率の高いものを出していきましょうと話したが、ジャパンらしいものが何もなかった」とバッサリ。それでも「1球の厳しさはこれから体験していくしかない」と前を向いた。

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2022年8月7日のニュース