やり投げ・北口榛花 “圧投”連勝 今季自己ベスト65メートル10

[ 2022年8月7日 04:30 ]

陸上 ダイヤモンドリーグ第9戦 ( 2022年8月6日    ポーランド・シレジア )

女子やり投げ 65メートル10をマークして優勝した北口榛花(ロイター)

 女子やり投げが行われ、日本の北口榛花(24=JAL)が今季自己ベストとなる65メートル10をマークして優勝した。世界最高峰シリーズで日本選手初制覇を果たした6月の第7戦パリ大会に続き2連勝(第8戦は不実施)。男子100メートルに出場したサニブラウン・ハキーム(23=タンブルウィードTC)は10秒15で7位だった。

 北口がダイヤモンドリーグで2連勝を飾った。3位につけて迎えた最終6投目。力を込めて放った矢は伸びを見せ、65メートル10をマーク。自身にとって今季ベストとなる記録で逆転に成功し、世界最高峰の舞台で再び頂点に立ち、驚きとともに歓喜の表情を浮かべた。

 「(最終投てきで逆転し)勝てると思わなかったので、びっくりしている。毎回、試合のたびに自分でも驚いている。やりの先をしっかりコントロールできるように意識して臨んだ」

 7月の世界選手権で63メートル27を投げ、女子投てき種目では五輪を含めて日本勢初の表彰台に上がった。「このメダルがまた、日本女子やり投げ界の勢いを加速できたら」と語っていた北口。日本には帰国せずに海外を転戦し、日本選手で初制覇となった6月の第7戦パリ大会に続く2度目の優勝を飾った。10日に行われる第10戦モナコ大会にもエントリーしており、3連勝に挑むことになる。

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