地元・埼玉県出身の大栄翔と北勝富士に大きな拍手　夏巡業さいたまスーパーアリーナ場所

子供たちからの質問コーナーに登場した若隆景（左）と地元・埼玉県出身の北勝富士（撮影・前川　晋作）
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　大相撲夏巡業が7日、さいたま市中央区の「さいたまスーパーアリーナ」で行われ、大栄翔（28＝追手風部屋）や北勝富士（30＝八角部屋）ら地元・埼玉県出身の力士たちが約4000人の観衆を盛り上げた。同会場で巡業が開催されるのは初めてのこと。ともにさいたま市の埼玉栄高で3年間を過ごした“生粋の埼玉県人”が地元に凱旋した。

　大栄翔は髪結い実演のモデルとして登場。「埼玉県朝霞市出身」と紹介され、大きな拍手を浴びた。三役力士として巡業に参加するのは初めて。会場内では多くのファンから写真撮影を求められており、人気ぶりが表れていた。

　所沢市出身の北勝富士は若隆景（27＝荒汐部屋）とともに出演した質問コーナーで地元の子供たちと会話。「どうしてお相撲さんになったんですか？」の問いには「子供の頃わんぱく相撲で負けて悔しかったので、本気で相撲をやろうと思いました」と優しい口調で回答した。また、稽古の時間には会場の空いたスペースで運動。埼玉栄高校の同級生だった翔猿（30＝追手風部屋）と四つに組み合うように肌を合わせる“山稽古”も披露した。