渋野日向子 2度目の全英制覇へ2位浮上!ナイスキックの16番では「ペコリとしておきました(笑い)」

[ 2022年8月7日 05:33 ]

米女子ゴルフツアー  AIG全英女子オープン 第3日 ( 2022年8月6日    英ガレーン・ミュアフィールド・リンクス=6659ヤード、パー71 )

<全英女子オープン・3日目>第3ラウンド18番、ラウンドを終え笑顔を見せる渋野日向子(撮影・西尾 大助)
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 19年大会覇者の渋野日向子(23=サントリー)が4打差の7位から出て6バーディー、1ボギーの「66」で回り、通算9アンダーまでスコアを伸ばした。ホールアウト時点で順位は2位まで浮上。日本人初となる2度目のメジャー制覇を視界にとらえてきた。

 やっぱり「全英」の渋野は強い。序盤から快調にバーディーを先行させた。まずフォローとなる3番パー4で2打目をピン横1メートルにつけて最初のバーディーを奪う。5番パー5でボギーを叩くも7番パー3で再びバーディー。1つ伸ばして前半を折り返す。

 後半インに入るとさらに加速する。10、11番で第2打をピンに絡めて連続バーディー。さらに「一番嬉しかった」と話したのが14番のバーディー。強烈なアゲンストとなる難ホールでは初日、2日目ともボギーを叩いたが、この日は残り191ヤードを3Wでピン横につけた。「リベンジしたかった。スプーンの抑えたショットをきっちり打てた」と嬉しそうに話した。

 16番パー3ではバンカーに入りそうなティーショットがナイスキックで救われ、パーで切り抜けた。「ありがとうございますと拜むのも変なので、ペコリとしておきました」と笑った。17番パー5でも2オンに成功し、難なくスコアを伸ばした。ここ数試合続いた予選落ちの恐怖からも解き放たれ、最後まで伸び伸びとしたプレーが光った。

 「長かったです。5番のボギーからが長く感じました。あそこで怒っちゃいけないと切り替えられたのが良かったです」。最終日は、現在1位のブハイと同組となる可能性もある。くしくも優勝した19年最終日も一緒に回った相手。「凄く楽しみな組み合わせになるかなと思いますが、まだ分からないので…。明日は自分のプレーをするだけだと思います」と話した。
 

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