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熱海富士「地元に元気を届けられたら」土石流被害から1年…「熱海の代表として」10代新入幕目指す

[ 2022年7月2日 17:35 ]

熱海富士
Photo By スポニチ

 大相撲名古屋場所(10日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)に自己最高位の十両6枚目で臨む熱海富士(19=伊勢ケ浜部屋)が2日、都内の部屋で稽古後に報道陣の電話取材に応じた。

 この日は60~70番の申し合い稽古を行った。猛稽古で知られる同部屋ではこの番数が「いつも通り」で、最初に幕下以下と取ってから関取衆の申し合いにも参加。「一番恵まれている部屋だと思います」。幕内力士が5人もいる充実した稽古環境でもまれて力をつけてきた。横綱・照ノ富士(30=伊勢ケ浜部屋)の胸を借りることもあり「圧力が全然違う。技術も含めてかなうところが一つもない」と強さを肌で感じている。

 6月6日~22日の出稽古期間中には、伊勢ケ浜部屋の稽古に明生(26=立浪部屋)が2日間参加。コロナ禍以降の20年九州場所で初土俵を踏んだ熱海富士にとっては「部屋の関取以外と稽古するのは初めて」だった。普段から関取の多い稽古場だが「いつもやっている相手と違うんで、新鮮な感じはありました」と刺激を受けた。

 地元の静岡県熱海市が被害に見舞われた大規模な土石流の発生から3日でちょうど1年になる。昨年は幕下55枚目だったが1年で大きく番付を上げてきた。「関取と言われて臨めるので、一番でも良い相撲を取って地元に元気を届けられたらいい。自分も頑張らなければいけないなと気が引き締まります」。その名の通り、地元への思いは強い。「(しこ名に)熱海とついているのは自分だけ。自分が熱海の代表として出ているので、下手な相撲は取っていられない」と決意を新たにした。

 名古屋場所で大勝ちすれば、若ノ鵬以来15年ぶりとなる10代幕内力士の誕生にも期待がかかる。「意識しすぎると硬くなるので、一番一番やっていって結果がつながってくればいいなと思います」。スピード出世の19歳が名古屋から熱海に勇気を届ける。

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