明生「また上位でやりたい」14敗の経験を糧に「課題があるだけ伸びしろがある」 10日初日名古屋場所

[ 2022年7月2日 14:53 ]

名古屋市内の立浪部屋で稽古を行った明生
Photo By 代表撮影

 幕内・明生(26=立浪部屋)が2日、大相撲名古屋場所(10日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)に向けて稽古を行い、報道陣の電話取材に応じた。

 前日に東京から名古屋市南区の宿舎へ移動し、この日が現地で初めての稽古。「初日に向けて良い感じで入れたら」と調整して仕上げていく。6月6日~22日の出稽古期間は伊勢ケ浜部屋と荒汐部屋に出向いた。同じく出稽古に来ていた阿炎や北勝富士とも肌を合わせ「自分より番付上の人と稽古させてもらえてありがたい」と充実感。「また上位でやりたいなって気持ちになった」と振り返った。

 春場所で1勝14敗を経験するなど関脇から3場所連続で負け越し、夏場所で久しぶりに勝ち越した。それでも手応えは特に感じず「足の運びとか動かし方とか、課題があるだけ伸びしろがあると思う」と前を向く。前頭10枚目で臨む名古屋場所へ「これからまた番付を戻していければ、あの14敗を経験して良かったと思えるんじゃないですかね。そう思えるように頑張りたい」。初場所以来遠ざかっている三役の地位を見据え、復活を誓った。

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2022年7月2日のニュース