19歳久常涼 66で暫定6位、逆転優勝へ「また気を引き締めて普通にやるだけ」

[ 2022年6月25日 05:15 ]

男子ゴルフツアー プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品第2日 ( 2022年6月24日    栃木県 西那須野CC=7036ヤード、パー72 )

10番、ティーショットを打つ久常(撮影・西川祐介)
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 29位から出た久常涼(19=SBSホールディングス)が1イーグル、4バーディーの66をマークし、通算9アンダーの暫定6位に浮上した。ツアー未勝利の佐藤大平(28=クリヤマホールディングス)が67と伸ばし、通算13アンダーで暫定首位を維持。濃霧のため開始が2時間半遅れた影響で、24人が競技を終了できずサスペンデッドとなった。

 19歳の久常が、持ち前の爆発力をのぞかせた。66と伸ばして優勝争い圏内に浮上。しかし本人は「パットが入らなかったので。チャンスはあったのに伸ばしきれなかったというか、何とも言えないですね」と満足感はなかった。

 濃霧が晴れたまぶしい空の下、力強い高弾道の球で攻めた。特にパー5のホールで観衆を沸かせ、11番で残り220ヤードの第2打を楽々と2オンさせてバーディー。後半の4番でも残り250ヤードの第2打を3Wで3メートルにぴたりと寄せてイーグルを奪った。チャンスは多く、危なげのないボギーなしのラウンドだった。

 2週前のツアー前戦では、最終日に2イーグル、7バーディーで61をマーク。2位に食い込む活躍は大きな自信になった。「あと2日間で大きい(アンダーの)スコアが出せれば優勝にも近づいてくると思いますし、また気を引き締めて普通にやるだけです」と久常。逆転で10代優勝となれば、11年の松山英樹以来となる。

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2022年6月25日のニュース