大岩 ベスト65で37位→首位急浮上!「目標にドンと打つだけ」大砲作戦奏功 全英切符獲得必ず

[ 2022年5月28日 05:30 ]

男子ゴルフツアー ミズノ・オープン第2日 ( 2022年5月27日    岡山県 JFE瀬戸内海GC=7461ヤード、パー72 )

7番、ティーショットを放つ大岩龍一(撮影・井垣 忠夫)
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 首位に6打差の37位から出た大岩龍一(24=フリー)がこの日のベストスコアとなる65をマークし、通算9アンダーの首位に急浮上した。アンソニー・クウェイル(27=オーストラリア)が大岩とともに首位を並走。首位に2打差の3位から出た石川遼(30=CASIO)は72と粘り、首位とは3打差の通算6アンダー、7位の好位置に付けている。

 風速7メートルを超える強風の中、別次元のゴルフを見せた大岩が一気に駆け上がった。昨年9月のパナソニック・オープン3日目以来の首位に躍り出た。

 「自分の理想のスイングをすることだけに集中してたので風は気にならなかったです」

 残り145ヤードから8IでOKバーディーを奪った5番など4メートル以内に寄せた快打が6度。ピンを狙うアイアンショットがさえた。

 ツアー初優勝を目指す今季の大岩が実践しているのは「大砲作戦」。15歳の時から指導を仰ぐ谷将貴コーチが授けてくれた。「大砲は目標に向けたらただ、ドンと打つだけですから」。昨季はトップ5入り5度。初の賞金シードは手にしたが、最終日を首位で迎えた9月のパナソニック・オープンでは重圧の中、大砲作戦を完遂できず、アマチュアの中島啓太に逆転Vを許した。同じ失敗を犯さないとの思いは強い。

 昨年のこの大会は2位永野竜太郎に2打及ばず3位。初の海外メジャーとなる全英切符を逃した。上位2人から今年4人に増枠された全英枠。「絶対にここで獲りたい」と鼻息は荒い。

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