ヒートがセルティクスに3勝3敗 バトラーが47得点 勝負は最終第7戦へ!

[ 2022年5月28日 13:01 ]

タッカーと抱き合って勝利を喜ぶヒートのバトラー(AP)
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 東地区決勝の第6戦が27日にボストン(マサチューセッツ州)で行われ、第1シードのヒート(53勝29敗)が第2シードで地元のセルティクス(51勝31敗)を111―103(前半48―40)で下して3勝3敗。西地区ではすでにウォリアーズ(53勝29敗)がファイナル進出を決めているが、東地区の決着は29日に行われる最終第7戦にもつれ込んだ。

 ヒートではジミー・バトラー(32)が46分の出場で今ポストシーズン自己最多の47得点をマーク。第3戦から第5戦までの3試合では計27得点と精彩を欠いていたが、第6戦では底力を発揮した。負けたら終わりという状況の試合(エリミネーション・ゲーム)でのヒートの従来の最多得点は、2010年6月7日の東地区決勝第6戦でレブロン・ジェームズ(現レイカーズ)が、同じボストンでセルティクスを相手にマークした45得点。バトラーはジェームズのチーム記録を12年ぶりに書き換えた。また9リバウンド、8アシスト、4スティール、1ブロックショットも稼ぐなど攻守両面での活躍が光った。

 ここ2試合ともに精彩を欠いていたカイル・ラウリー(36)とマックス・ストルース(26)の先発ガード2人は第4Q終盤にそれぞれ6反則で退場となったものの、18得点と13得点。ヒートは第4Q残り1分25秒にP・J・タッカー(37)が1本目を外すまでフリースローを19本連続で成功(試合全体では25本中24本)させ、大腿部の付け根を痛めているタイラー・ヒーロ(22)を3試合連続で欠きながらも接戦をものにした。

 セルティクスはこのシリーズのホーム最終戦に勝てば12年ぶり22回目のファイナル進出が決まっていたが無念の黒星。第3Q終盤で最大13点差をつけられながら第4Qの残り4分43秒にいったん勝ち越したが、同点3回、リードチェンジ3回となったこのあとのシーソーゲームを制することはできなかった。

 今季のオールNBAファーストチームに選出されたジェイソン・テータム(24)は30得点と9リバウンドをマークしたものの、ターンオーバーは第4Qの4回を含めて7回。ベンチから出たデリック・ホワイト(27)が第4Q(28―29)の11得点を含む22得点、ジェイレン・ブラウン(25)も20得点を記録したが、ヒートのバトラーを最後まで抑え込むことができなかった。

 なおNBAの今ポストシーズンのシリーズで第7戦を迎えるのは今回が3回目。セルティクスは準決勝(対バックス)に続いて2シリーズ連続で最終戦を経験することになった。

 <東地区決勝の日程>
 ▼第1戦=〇ヒート118―107●セルティクス
 ▼第2戦=〇セルティクス127―102●ヒート
 ▼第3戦=〇ヒート109―103●セルティクス
 ▼第4戦=〇セルティクス102―82●ヒート
 ▼第5戦=〇セルティクス93―80●ヒート
 ▼第6戦=〇ヒート111―103●セルティクス
 ▼第7戦=29日(マイアミ)
 *日付は現地時間。

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