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元豊ノ島断髪式 ダウンタウン浜田雅功ら約400人はさみ「これからは豊ノ島以上の力士を育てるよう精進」

[ 2022年5月28日 21:15 ]

断髪式で浜田雅功(右)にはさみを入れてもらう元豊ノ島の井筒親方
Photo By 代表撮影

 2020年4月に現役引退し、年寄「井筒」を襲名した元関脇・豊ノ島(38、本名・梶原大樹、時津風部屋)の引退相撲が28日、東京・両国国技館で行われた。角界きってのトーク力を有し現役時代から幅広い人脈を持つ人気力士。この日もお笑いコンビ、ダウンタウンの浜田雅功、俳優の東山紀之、角界から間垣親方(元横綱・白鵬)、二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)ら約400人がはさみを入れた。

 断髪式の前には最後の1番として子供の頃からのライバルで、2002年初場所同期入門の秀ノ山親方(元大関・琴将菊)との対戦も実現。「花を持たせてくれるかと思っていたが、(相手が)勝ちに来ていた。投げに来てましたから(笑)。でもその気持ちがうれしかった」と苦笑いしながらも逆転で勝利し「力は出し切れた。最高の瞬間」と感無量の様子だった。

 断髪式では父の梶原一臣さんや入門時の師匠、内田勝男さんのはさみなどで涙をぬぐう場面も。「いろんな方々に祝福されて本当に幸せもの」と感謝の言葉を述べた。師匠の時津風親方(元幕内・土佐豊)の止めばさみで大銀杏(いちょう)に別れを告げ、花束贈呈では苦しい時に何度も支えてくれた沙帆夫人と長女の希歩ちゃんが登場。希歩ちゃんが「断髪式が終わったら必ずどこかの場所に連れて行ってね。それとお菓子もたくさん買ってね。約束。これからも家族3人で仲良く暮らしていこうね」と作文を読み上げ、館内も暖かいムードに包まれた。

 整髪後には土俵上で元大関・武双山(現藤島親方)の言葉を引用してあいさつした。「私、豊ノ島は現役時代、相手から1度も逃げることはしませんでした。それが私の相撲人生の一番の誇りです」。割れんばかりの拍手を受けながら「これからは豊ノ島以上の力士を育てるよう、後進の指導に精進していきます」と決意を述べた。

 高知県宿毛市出身。宿毛高から2002年1月に時津風部屋に入門した。当時の体格基準に満たない入門希望者を対象とした第2新弟子検査に合格。1メートル70と小柄ながら差し身の良さを生かした速攻や鋭い投げで、殊勲賞を3度、敢闘賞を3度、技能賞を4度受賞した。三役在位は13場所。10年九州場所では14勝を挙げ優勝決定戦に進出も白鵬に敗れた。16年名古屋場所前に左アキレス腱を断裂し、幕内から幕下まで転落したが、19年春場所に再入幕を果たした。

 ▼井筒親方夫人、梶原沙帆さん 現役最後の相撲が無観客だったので見られたなかったので、今日、国技館でたくさんの皆さんの前で最後の相撲を見ることができて、感激しましたし、感謝の気持ちでいっぱいです。豊ノ島の18年間の土俵人生の11年を妻として近くで見てきましたが、波瀾万丈でした。七転び八起きでこれからも家族仲良く頑張って行きたいです。ありがとうございました。

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