×

表純子が女子レジェンズ史上初の総合V 48歳“鉄の女”がおばあちゃんパワー猛チャージ

[ 2022年5月23日 05:30 ]

スポニチ共催  第8回マイナビシニア&レディースカップ最終日 ( 2022年5月22日    千葉県柏市 藤ケ谷CC=男子6884ヤード、女子レギュラー6380ヤード、女子レジェンズ5829ヤード、いずれもパー72 )

総合優勝を果たし、笑顔で賞金ボードを掲げる表純子(撮影・河野 光希)
Photo By スポニチ

 4打差の3位で出た表純子(48=中部衛生検査センター)が66で回り、通算7アンダーで逆転優勝した。女子レジェンズの選手が総合優勝するのは初めて。マイナビの土屋芳明代表取締役社長執行役員から優勝杯と賞金150万円が贈られた。女子は山村彩恵(29=サマンサタバサ)が通算イーブンパーの6位で優勝し、レギュラーツアーのNOBUTA GROUP マスターズGCレディース(10月20~23日、兵庫・マスターズGC)の出場権を得た。

 48歳の“おばあちゃん”が歴史をつくった。スコアカード提出場に向かう表にボランティアから祝福の拍手が送られる。クラブハウスでは「凄いね」と驚きの声が上がった。

 「レジェンズの部で優勝したいと思っていましたが、まさか、まさかの総合優勝。本当にうれしいです」。本人も驚く66の猛チャージで初日トップの寺西を逆転。女子レジェンズの選手として初めて、総合優勝者にその名を刻んだ。

 師匠の岡本綾子氏のアドバイスが勝利に導いた。ツアー通算5勝、レギュラーでは241試合連続出場記録(11~17年)を作ったゴルフ界の鉄の女。だが17年に右肩を痛め手術を受けた。公傷制度を利用して1年後に復帰したものの「肩を3カ月間固定していた」影響で調子を崩し、昨季のレギュラーの出場はわずか4試合。ツアー出場予選会も2次予選で落ちていた。

 下部ツアーから再出発した今季。4月に佐賀県武雄市で開催された試合で岡本氏に「(ショットの)テイクバックのときに右膝が外に流れているから止めるように」と助言されたことが転機になった。悩んでいたパッティングも「構えが小さくなっているからもっと懐をつくるように」と指導を受け復調のきっかけを得た。この日はその金言を生かし10番で4メートル、11番で6メートル、12番で2メートルを沈め、3連続バーディーを奪って一気にリーダーボードを駆け上がった。

 2月に初孫が生まれたばかり。プロキャディーの夫・広樹さんとの間には実子がいないが「表の名字を継ぐ人がいなくなる」と姉の次男・啓太さんを養子に迎えた。その啓太さん夫妻が授かったのが、長女・希空(のあ)ちゃんだ。

 「可愛いですね。いつも写真を送ってもらっています。家族のみんなからは“この子がゴルフが分かるようになるまで頑張らないと”と言われています」

 23日にはレギュラーの予選会にも挑戦し、レジェンズとの両立を目指す。鉄の女はおばあちゃんになっても強い。

 ◇表 純子(おもて・じゅんこ)1974年(昭49)2月2日生まれ、広島市出身の48歳。広島商高ではバスケット部で活躍し高校総体、国体に出場。卒業後にシャンソン化粧品の紹介で静岡のゴルフ場の研修生になりゴルフを始める。96年プロテスト合格。05年に初Vからの2週連続Vを飾るなどツアー通算5勝。レジェンズ1勝。1メートル59、65キロ。

 ▽競技方法 男女プロ各1人、アマ2人の4人1組でラウンド。男子はシニア、女子はレジェンズ(シニア)、レギュラーが参加。プロは2日間36ホールストロークプレーの個人戦。異なる3つのティーマークを使用するが、成績、賞金は共通。1位が複数の場合は最終日18番ホールからのカウントバック方式で優勝者を決める。

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2022年5月23日のニュース