【陸上】広中璃梨佳「このレースに立てるのかどうか…」から復調V 1万メートル世界切符ゲット

[ 2022年5月7日 21:46 ]

陸上・日本選手権1万メートル ( 2022年5月7日    国立競技場 )

女子1万メートルで優勝し、世界選手権の代表に内定した広中璃梨佳(7日午後8時16分、国立競技場で)=代表撮影
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 今夏の世界選手権(米オレゴン州)の代表選考会を兼ねて行われ、女子は既に参加標準記録を突破していた広中璃梨佳(日本郵政グループ)が31分30秒34で連覇を達成し、世界切符を獲得した。

 タイムは自己ベストに及ばなかったが、終盤にペースを上げて最後は独走状態になるなど、強さを見せつけた21歳。ただ、ここまでの道のりは苦しかった。

 「(貧血などの)体調不良で、1カ月前はこのレースに立てるのかどうかという状況だった。その後に、ここ2週間ぐらいで最終調整になった」

 十分な調整を積むことはできなかったが、その中でもできる限りのトレーニングを積んで状態を上げて、改めて栄養面などにも細心の注意を払ってきた。5000メートルでエントリーしていた4月29日の織田記念は欠場。世界につながる、この日本選手権のためだった。

 今後は6月にある5000メートルの日本選手権にも出場予定。「この1カ月でスピードも磨いていきたい。世界を見据えて、勝負していきたい」と語った。

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2022年5月7日のニュース