【陸上】不破聖衣来、日本選手権1万m欠場 世界選手権代表入り絶望的に

[ 2022年5月7日 13:15 ]

不破聖衣来
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 日本陸連は7日、不破聖衣来(拓大)が同日の日本選手権1万メートル(国立競技場)を欠場すると発表した。右梨状筋故障による調整不足のため。

 不破は昨年12月に同種目で日本歴代2位となる30分45秒21をマークし、今夏の世界選手権(米オレゴン州)の参加標準記録を突破。だが、今年1月の全国都道府県対抗女子駅伝後に座骨を痛め、その後に右足アキレス腱の周囲炎により3月まで静養。4月から走り始め、4月17日の日本学生個人選手権では5000メートル17分30秒45で最下位になっていた。

 不破は日本選手権で3位以内なら世界切符だったが、欠場で厳しい状況に追い込まれた。不破の他、既に標準記録を突破しているのは広中璃梨佳(日本郵政グループ)、五島莉乃(資生堂)、小林成美(名城大学)の3人。他の選手も日本選手権3位以内&参加標準突破で代表となる。

 日本選手権で最大の3枠が埋まらなかった場合は参加標準突破者や世界ランクから代表を選ぶが、日本選手権の順位が重視されるため、不破の1万メートルでの代表入りは絶望的となった。6月の日本選手権で実施される5000メートルでは、まだ参加標準を突破していない。

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2022年5月7日のニュース