コロナの影響…中国・杭州で9月開催予定のアジア競技大会延期

池江璃花子
Photo By スポニチ

　アジア・オリンピック評議会（OCA）は6日、タシケントで理事会を開き、新型コロナの影響で、9月10～25日に中国・杭州で開催予定だった第19回アジア競技大会を延期することを決めた。来年開催の方向で調整し、具体的な日程は作業部会を設置して検討する。

　6月下旬に中国・成都で開幕予定だった世界ユニバーシティー大会も延期の見通し。新型コロナによる大規模な国際総合大会の延期は、東京五輪の例がある。

　アジア大会は4年に1度の開催。杭州大会は五輪より多い40競技を実施し、1万人以上の選手が参加する予定だった。競泳女子の池江璃花子（21＝ルネサンス）は日本勢史上最多6冠を達成した18年ジャカルタ大会以来4年ぶりに個人種目で国際大会出場権を獲得し「上位に食い込みたい」と意気込んでいただけに、今季最大の目標を失うことになる。競泳代表の大半の選手は、9月に栃木県で開催される国体に出場する見通しだ。