町田瑠唯WNBAデビュー!途中出場で2点2アシスト2リバウンドの活躍 チームも開幕白星発進

[ 2022年5月7日 10:15 ]

WNBAのフィーバー戦でドリブルするミスティックスの町田(中央)=ワシントン(NBAE提供・ゲッティ=共同)
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 バスケットボール女子のWリーグ富士通から米プロリーグWNBAのミスティックスに加入したポイントガードの町田瑠唯(29)が6日(日本時間7日)フィーバーとのシーズン開幕戦に途中出場。日本人では4人目となるとWNBAデビューを飾った。16分45秒出場して2点2アシスト2リバウンドの活躍を見せてチームも開幕白星発進となった。

 開幕戦はベンチスタートで、第1クォーター残り4分36秒からWNBAのコートに初めて立った。残り4分24秒には出場してすぐさま味方の3点シュートをアシストしてWNBA初アシストを記録した。第2クォーターもそのままコートに立ち、残り7分25秒には初リバウンドを記録。残り6分50秒でベンチに下がった。前半は7分46秒出場してシュートを1本も打つことはなかったが1アシスト1リバウンドの活躍を見せた。チームも50―31とリードして前半を折り返す。

 第3クォーターは残り4分27秒から出場。残り3分49秒にはこの試合初めてとなるドリブルからの2点ジャンプシュートを放つが外れる。第4クォーターも引き続き出場して残り8分45秒にはドライブインからのレイアップシュートでWNBA初得点。残り6分22秒でベンチに下がるも、残り1分6秒から再び出場して試合終了。町田は16分45秒出場して2点2アシスト2リバウンドの活躍を見せた。チームは前半のリードを守り切り、84―70で開幕白星発進となった。

 東京五輪では五輪史上最多の1試合18アシストを記録するなど日本の銀メダルに大きく貢献した町田。WNBAの複数クラブから熱視線があった中で今年2月にミスティックスと契約し、開幕ロスター入りを勝ち取った。日本選手として萩原美樹子(サクラメント・モナークス、フェニックス・マーキュリー)、大神雄子(マーキュリー)、渡嘉敷来夢(シアトル・ストーム)に続き4人目のWNBA選手となった。

 ◇町田 瑠唯(まちだ・るい)1993年(平5)3月8日生まれ、北海道旭川市出身の29歳。幼少期は兄と一緒に野球をしており、小2からバスケを始める。旭川西御料地ミニ、緑が丘中を経て札幌山の手高時代は総体、国体、ウインターカップの全国3冠を達成。11年に富士通に加入した。日本代表として16年リオ五輪8強、銀メダルを獲得した東京五輪では準決勝フランス戦で五輪新の1試合18アシストをマークするなどアシスト王に輝き、ベスト5に選出された。1メートル62、57キロ。

 ▽WNBA 男子のNBAの支援のもとに、1996年に発足した米女子プロバスケットボールリーグ。97年にシーズンがスタート。現在12チームで構成される。昨夏の東京五輪を制した米国代表メンバー12人は全員が同リーグに所属した。

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