【陸上】広中璃梨佳が1万m連覇で世界切符「諦めずに走れた」3位の五島莉乃も代表に

[ 2022年5月7日 20:17 ]

陸上・日本選手権1万メートル ( 2022年5月7日    国立競技場 )

<第106回日本陸上競技選手権大会>女子10000メートル、日本人トップでゴールする広中(撮影・会津 智海)
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 今夏の世界選手権(米オレゴン州)の代表選考会を兼ねて行われ、女子は既に参加標準記録を突破していた広中璃梨佳(日本郵政グループ)が31分30秒34で連覇を達成し、世界切符を獲得した。

 昨夏の東京五輪の同種目で7位入賞を果たした広中は、序盤から先頭を引っ張る五島莉乃(資生堂)を視界にとらえる好位置で冷静に追走。7000メートル付近でペースアップしてトップへ。オープン参加のカマウ・タビタジェリには及ばなかったが、萩谷楓(エディオン)との一騎打ちを残り1周からのスパートで制した。

 今大会に向けて体調不良などがあり、「思うようにいかないことが多かった」としながら、「諦めずに走れたのは周りの方々のおかげ」と振り返った。

 3位の五島も参加標準記録を突破しており、世界選手権の代表に決まった。2位の萩谷はまだ標準記録を突破していないため、今大会の成績では代表に決定しない。

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