萌寧 復調3差3位浮上 1Wシャフト替え、トレーナーも再変更「自信取り戻したい」

[ 2022年5月7日 05:00 ]

女子ゴルフツアー ワールド・サロンパス・カップ第2日 ( 2022年5月6日    茨城県 茨城GC西C=6680ヤード、パー72 )

12番で同組の吉田優利(右)と笑顔で歩く稲見萌寧(撮影・西尾 大助)
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 昨季賞金女王の稲見萌寧(22=Rakuten)が3バーディー、2ボギーの71にスコアをまとめ、通算3アンダーで7位から3位に浮上した。首位とは3打差。山下美夢有(20=加賀電子)が74とスコアを落としながらも、通算6アンダーで単独首位を維持。68をマークした青木瀬令奈(29=フリー)が1打差の2位に続いた。

 この日イーブンパーで迎えた終盤17番パー5で、残り60ヤードの第3打を1メートルにピタリとつけた。ショットメーカーの稲見らしい一打でアンダーパーとし、71をマーク。確かな復調の予感に、22歳の表情に明るさも戻ってきた。

 「ここ2日間ティーショットがうまくいっていて、フェアウエーから打てている。そこが一番大きいと思う」

 ラフの深いメジャーらしいセッティングで、ティーショットの精度がスコアを左右する。2日連続でフェアウエーキープ率は85・71%。今季ここまでの平均68・18%から改善した。きっかけの一つはギアの変更。この大会から1Wのシャフトを新しいものに替え「より左にいかない」と安定感が増した。

 フィジカル面での変化もある。今週からは、昨年帯同していたトレーナーに再変更。オフから試行錯誤していたフィジカル調整の悩みも解消され、体だけでなく「気持ち的にも楽になった」という。“心技体”が整いつつある今週、実力者が優勝戦線に戻ってきた。

 昨季は9勝を挙げながら、今季は未勝利。3打差3位の好位置で迎える決勝ラウンドへ「結果を残して自信を取り戻していきたい」と稲見。まずは今季初勝利を。それがメジャー通算2勝目となれば、何よりの自信になる。

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2022年5月7日のニュース