引退の内村航平 美しい演技とは「芸術作品でなければいけない」

[ 2022年3月13日 05:30 ]

体操・KOHEI UCHIMURA THE FINAL ( 2022年3月12日    東京体育館 )

6種目の演技を終えた内村(中央)は選手たちから拍手喝采を浴びる(撮影・西川祐介)
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 【内村に聞く】

 ――演技を終えて。
 「みんなで演技をつないでいって、凄くいい演技会だった。最後、ちょっと僕としてはみっともない演技だったなと。全体的に素晴らしすぎた、僕の演技以外は」

 ――この演技会への調整は?
 「6種目やる過酷さは練習の段階から感じていた。技をそこまでやらなくても、全てを完璧にこなすのは改めて難しいんだなと。以前はできていたと考えると、自分が恐ろしくなった」

 ――今後目指すところは?
 「いろんな分野で体操に関わっていきたい。体操のことは自分が一番、知っておきたい。後輩には、より分かりやすく、技術を教えるのと、体操の普及、価値の向上に取り組みたい」

 ――内村が考える美しい演技とは?
 「体操を見ていると思わせないこと。芸術作品でなければいけない。絵を見ているかのような。美しい川の流れを見ているかのような。何々のような、という表現をしてもらえると本物。技が凄いとか見せ方が凄いとかだと、まだまだ」

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2022年3月13日のニュース