【名古屋ウィメンズマラソン】安藤友香が日本人トップの3位!「悔しい…でも最後まで粘れた」

[ 2022年3月13日 11:41 ]

名古屋ウィメンズマラソン ( 2022年3月13日    名古屋市・バンテリンドームナゴヤ発着、42・195キロ )

<名古屋ウィメンズマラソン2022>日本人最高位となる3位でフィニッシュする安藤友香(撮影・椎名 航)
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 名古屋ウィメンズマラソンが13日、名古屋市・バンテリンドームナゴヤ発着の42・195キロで行われ、ルース・チェプンゲティッチ(27=ケニア)が女子単独レース歴代2位の2時間17分18秒で優勝し、世界最高額の大会優勝賞金25万ドル(約2875万円)を獲得した。安藤友香(27=ワコール)が2時間22分22秒で日本人選手トップの3位に入った。この結果、安藤ら日本人選手の上位6人と、対象2レースの平均が2時間28分00秒以内となった2人の計8人が24年パリ五輪の出場権を争う来年秋のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)出場権を手にした。

 レース後、安藤は「強い選手についていくことができなくて悔しいんですが、自分のやり切る走りをしっかりやろうと思って最後まで粘れたので、この悔しさを次につなげたいと思います」と話した。そして「世界との差を感じました。自分自身、ベストをつくして日々の練習をやっていくしかないと思っているので、少しでも近づけるように精進していきたいと思います」と言い、「この舞台をしっかり糧にしてパリ五輪でマラソンでメダルを目指して頑張りたい」と誓っていた。

 レースは、5キロ過ぎに飛び出した世界歴代4位の記録を持つチェプンゲティッチと、中盤にチェプンゲティッチに追いついた同8位のロナチェムタイ・サルピーター(33=イスラエル)がトップ争いを演じ、チェプンゲティッチが優勝した。安藤友香(27=ワコール)は、トップを追う集団で細田あい(26=エディオン)らとレースを進め、20キロ手前で細田が遅れ始め、安藤は単独3位となり、その後はしっかりとペースを刻んで3位でフィニッシュした。

 ◆安藤 友香(あんどう・ゆか)1994年(平6)3月16日生まれ、岐阜県海津市出身の27歳。シドニー五輪女子マラソンで金メダルの高橋尚子さんに憧れて陸上を始めた。愛知・豊川高では全国高校駅伝で1年時に2区(区間6位)、3年時に1区(区間3位)で、いずれも優勝に貢献。17年ロンドン世界選手権にマラソンで出場。19年2月にスズキ浜松AC(現スズキ)からワコールに移籍し、20年名古屋ウィメンズで2位。昨年の東京五輪では1万メートルで22位。マラソンの自己ベストは2時間21分36秒(17年名古屋ウィメンズ)。好きな食べ物は明太子スパゲティー、抹茶、パン。趣味は散歩、カフェ巡り。1メートル60。

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