ウィザーズは3連敗 八村は12得点 新人4人のTブレイザーズに敗北 ラプターズは3連勝

[ 2022年3月13日 14:22 ]

ウィザーズのネトをかわしてシュートを放つトレイルブレイザーズのハート(AP)
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 NBA東地区全体11位のウィザーズは12日、敵地ポートランド(オレゴン州)で西地区全体12位のトレイルブレイザーズに118―127(前半54―72)で敗れて29勝37敗。6連敗中だったトレイルブレイザーズは主力が故障で不在で、出場9人中4人が新人(先発2人)、2人が2季目の選手という陣容だったが、シーズン途中でペリカンズから移籍してきたジョシュ・ハート(27)に6本の3点シュートなどで自己最多となる44得点を許して3連敗を喫した。

 最大22点差をつけられ、ロードでは今季12勝20敗。ケンタビス・コールドウェルポープ(28)が26得点を稼いだものの、マーベリクスから移籍してから3戦目となった前日のレイカーズ戦に25分出場していたクリスタプス・ポルジンギス(26)は膝などに故障を抱えることもあって出場を回避した。

 八村塁(24)は第2Qから出場し、このクオーターの1分54秒、正面やや右サイドから3点シュートを成功させて前半では7得点を記録した。後半の第3Qは8分6秒からコートに入り、その31秒後、今度は左サイドから3点シュートを決めた。

 結局17分の出場でフィールドゴール(FG)を7本中4本(うち3点シュートは3本中2本)決めて12得点をマーク。2ケタ得点は3試合連続の今季14回目で、3点シュートの連続成功記録は13試合に伸びたが、勝機をつかめないままに試合は終わった。

 八村が3点シュートを複数成功させたのは今季10回目。昨季の成功率は32・8%だったが今季はFG成功率(48・7%)をも上回る50・8%となっている。

 なお3点シュート成功率部門に正式にランクされるには所属チームの試合数分の成功本数が必要で、12日時点の1位はクリッパーズのルーク・ケナード(25)の45・6%。最終的にレギュラーシーズンの試合数と同じ82本が必要だが、現在33本の八村の残り試合は「16」で、規定数をクリアするのは難しくなっている。

 一方、デイミアン・リラード(31)のほか今季17・3得点を挙げていたアンファーニー・サイモンズ(22)やセンターのユスフ・ナーキッチ(27)ら主力に故障者が続出しているトレイルブレイザーズは7試合ぶりに白星を挙げて26勝40敗。このカードは今季2戦2勝となった。

 東地区全体7位のラプターズは敵地デンバー(コロラド州)で西地区全体6位のナゲッツを127―115(前半65―63)で退け、3連勝を飾って37勝30敗。球宴に出場したフレッド・バンブリート(28)は膝を痛めて欠場したが、パスカル・シアカム(27)が33得点、新人のスコッティー・バーンズ(20)が25得点と10アシスト、ベンチから出たクリス・ブーシェイ(29)も21得点と13リバウンドを挙げてロード6連戦の4戦目を制した。渡辺雄太(27)は124―112で迎えた第4Q残り1分2秒から出場。残り14・8秒、左サイドから今季26本目の3点シュートを成功させて3得点を記録している。

 東地区全体2位のバックスは敵地サンフランシスコ(カリフォルニア州)で西地区全体3位のウォリアーズに敗れて連勝は6でストップ。東地区全体首位のヒートも地元マイアミ(フロリダ州)でティンバーウルブスに敗れてホームでは今季33戦で9敗目。西地区全体7位のティンバーウルブスはここ8戦で7勝目を挙げている。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場機会なし)
 ▼第2Q(出場7分35秒=7得点)
(1)14秒・ペイント内でターンアラウンドからジャンプシュート=〇(アシスト・スミス)
(2)1分54秒・正面やや右から3点シュート=〇(アシスト・スミス)
*5分26秒・フリースロー2本=〇〇
 ▼第3Q(出場3分54秒=3得点)
(3)8分37秒・左サイドから3点シュート=〇(アシスト・コールドウェルポープ)
 ▼第4Q(5分55秒=2得点)
(4)2分19秒・右サイドからプルアップでジャンプシュート=〇(アシスト・スミス)
(5)3分28秒・左サイドからゴール下=×
(6)4分33秒・左コーナーから3点シュート=×
(7)5分51秒・左サイドから3点シュート=×

 <12日の結果>
ティンバーウルブス(39勝30敗)113―104*ヒート(45勝24敗)
*ブルズ(41勝26敗)101―91キャバリアーズ(38勝29敗)
ペイサーズ(23勝45敗)119―108*スパーズ(26勝42敗)
*ウォリアーズ(46勝22敗)122―109バックス(42勝26敗)
ラプターズ(37勝30敗)127―115*ナゲッツ(40勝28敗)
*ジャズ(42勝25敗)134―125キングス(24勝45敗)
*トレイルブレイザーズ(26勝40敗)127―118ウィザーズ(29勝37敗)
 *はホームチーム

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