静岡、浦安下して9位浮上 CTB鹿尾が初POM「この勝利で乗っていきたい」

[ 2022年3月13日 19:24 ]

ラグビーリーグワン第9節   浦安10―27静岡 ( 2022年3月13日    夢の島 )

<浦安・静岡BR>静岡BRは後半30分に鹿尾(中央)がトライを決める
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 静岡が連敗を阻止し、9位に浮上した。前半7分にケガから4試合ぶり復帰のWTBキーガン・ファリア(28)の今季加入後初トライで先制。FB奥村翔(23)が確実にゴールとPGを決めて前半26分までに13―0としたが、同32分にPGを返されると後半2分にトライ(ゴール)を決められ、3点差に迫られるとともにファリアがシンビン。ファリアが戻って迎えた後半22分には自陣ゴール前でのスクラムで反則を連発し、一度は認定トライの判定を受けた。その後、認定トライは取り消されたが、今度はプロップ伊藤平一郎(31)がシンビン。再び14人でのプレーを余儀なくされたが、果敢にカウンターを仕掛け、同30分にCTB鹿尾貫太(26)のトライで17―10と突き放した。

 FBサム・グリーン(27)の好走も光り、堀川隆延監督(48)は「ラスト10分。まずはエリアを取ってディフェンスしていくのがセオリーと考えていましたが、素晴らしい判断をしてくれた選手を誇りに思います。指導する立場として新しい学びがありました」と選手を称えた。プレーヤー・オブ・ザ・マッチ初受賞の鹿尾は「ディフェンスにプライドを持ちながら、アタックのマインドも持っていました。この勝利で乗っていきたいです」と笑顔。後半戦初戦で2部との入れ替え戦圏内を脱出し、20日の神戸戦(エコパ)からのホストゲーム3連戦に弾みをつけた。

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