埼玉、トヨタ撃破で破竹の7連勝!多彩なキックでボーナスポイント獲得の快勝

[ 2022年3月13日 05:30 ]

ラグビーリーグワン1部第9節   埼玉51ー26トヨタ ( 2022年3月12日    パロ瑞穂ラ )

<トヨタ・埼玉>前半、山沢(右から2人目)のトライを喜ぶ松田(中央)ら埼玉フィフティーン
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 3試合が行われ、埼玉(旧パナソニック)はトヨタを51―26で下し、7勝目(2敗)を挙げた。一時はリードを許したものの、多種多様なキックを効果的に交えてトライを生み、終わってみればダブルスコアに迫りボーナスポイントを獲得する快勝。コロナによる開幕2試合連続不戦敗後は破竹の7連勝で、後半戦のスタートを切った。神戸は3勝目を挙げ、プレーオフ進出に望みをつないだ。

 前掛かりな相手ディフェンスをあざ笑うかのように、埼玉はスペースを突くキックを有効に使い、計7トライを量産した。フッカー坂手主将は「(事前に練った)戦術にはなかったが、プレーしながら空いたスペースがあった。FWを勢いづかせてくれた」とSO松田らバックスの判断に感謝した。

 前半12分、キックカウンターからSO松田、FB山沢拓とつないで敵陣に入ると、山沢拓のキックを追い掛けたWTBトゥポウが抑えて1トライ目。相手が1人少ない同27分には、松田が左でフリーのトゥポウに正確なキックパスを通して2トライ目。松田も「プレーの中で判断して、(選手が)コネクトすることでいいアタックになった」とうなずいた。

 今季から採用されている「50:22キック」も計3本成功。前半終了間際にはWTB竹山のキックでゴール前ラインアウトを獲得し、山沢拓のトライにつなげた。昨季4強のトヨタを寄せ付けない横綱相撲で、首位浮上を射程圏に捉えた。

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2022年3月13日のニュース