小平奈緒 現役続行に意欲「もう一度自分の体を取り戻して氷に立ちたい」

[ 2022年3月14日 01:12 ]

女子500メートルの種目別総合2位となった小平奈緒(AP)
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 スピードスケートの小平奈緒(35=相沢病院)が来季の現役続行に意欲を示した。13日にオランダ・ヘーレンフェインで開催されたW杯最終戦に出場。500メートルは37秒70で5位、1000メートルは1分15秒91で6位となった。今季最終レースを終え、来季以降に言及。「4年の区切りではあるので、帰ってから所属先やスポンサーの方々と話をしないといけない」とした上で「もう一度自分の体を取り戻して氷に立ちたい思いがあるので、また考えたい」と語った。

 1月中旬に右足首を捻挫。十分な練習を積めずに迎えた2月の北京五輪は連覇を狙った500メートルが17位、前回銀メダルの1000メートルが10位に終わった。ケガの影響でスタートが決まらずにシーズン終盤は苦戦したが、今季W杯500メートルは10レース中7回表彰台に上がり、種目別総合は北京五輪金メダルのエリン・ジャクソン(米国)に次ぐ2位。1000メートルも5レース中3回表彰台に上がり、種目別総合は3位に入った。35歳は大ベテランの域だが「500メートルも1000メートルもシーズンを通して高いレベルで戦えたと思う」と手応えを口にしており、決断が注目される。

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