松生理乃「涙が出ちゃいました」万感の合計202・21点 四大陸選手権

[ 2022年1月22日 22:28 ]

フィギュアスケート四大陸選手権第3日 ( 2022年1月22日    エストニア・タリン )

自己新の202・21点をマーク。演技後はうれし涙を流した(AP)
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 女子フリーが行われ、SP8位の松生理乃(中京大中京高)は自己ベストを大幅に更新する142・05点の高得点をたたき出した。合計も自己新の202・21点をマーク。演技後はうれし涙を流した。「フリーで140点を超えたのは初めて。総合でも200点を超えられて、本当にうれしい気持ちでいっぱい」と語った。

 基礎点1・1倍の後半にコンビネーションジャンプを集中。3回転ルッツ―3回転トーループ―2回転トーループや3回転サルコー―3回転トーループなど全て着氷し、「月光」を演じ切った。

 シニア1年目の今季はGPシリーズNHK杯6位、ロシア杯8位。北京五輪の最終選考会を兼ねた全日本選手権も7位だった。「悔しい思いしかしてない試合が多かった。この試合もショートでうまくいかなくて、気持ち的に追い詰められていた練習行く前も落ち込んでいて泣きそうになっていた」と明かした。

 それでも、これまでの努力はうそをつかなかった。樋口美穂子コーチは「日本でちゃんとやってきたんだから。頭で考えすぎずやれば跳べるのは分かっている。落ち着いて演技しなさい」と助言。「自信を持ってやるのが一番」と切り替えられた松生は「自分で気持ちを立て直して、こういう演技をできたのは本当に良かった。安心とうれしさで涙が出ちゃいました」と笑顔で振り返った。

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2022年1月22日のニュース