渡部暁斗、個人よりも団体で表彰台目標 「チームで獲得するメダルに意味がある」

[ 2022年1月22日 05:30 ]

オンラインで取材に応じる渡部暁斗
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 ノルディックスキー複合の渡部暁斗(北野建設)ら北京五輪代表5人が21日、オンラインで会見に臨み、5大会連続出場で旗手を務める渡部暁は「複合の未来を考えると、何かを残すにはチームで獲得するメダルに意味がある」と団体戦での表彰台を目標に掲げた。

 33歳の渡部暁自身は2大会連続で個人銀メダルを獲得しているが、団体戦の日本は92年アルベールビル、94年リレハンメルの連覇以来、6大会メダルから遠ざかる。21歳の谷地宙(早大)、24歳の山本涼太(長野日野自動車)と初出場の20代2人にバトンをつなぐためにもメダルは必須。今季は昨年12月のW杯初戦で3位に入っており「自分一人の力では獲得できないが、一丸で戦う意味を考えて臨みたい」と誓った。

 旗手の大役は5度目の五輪を迎え「日本を代表して行く気持ちが過去4回よりも持っている」ところに舞い込んできたそうで、「任せていただいて光栄」と胸を張る。今季のW杯個人戦では一度も表彰台に上がっていないが、「着実に調子は上がっている」と手応えをにじませた。

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2022年1月22日のニュース