アルペンスキーのレジェンド湯浅直樹「今回ばかりはどうやら引退」 最後は「心から楽しんで終わりに」

[ 2022年1月23日 01:03 ]

アルペンスキー男子回転で冬季五輪3大会出場の湯浅直樹
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 アルペンスキー男子回転で冬季五輪3大会出場の湯浅直樹(38=シーハイルアカデミー)が自身のブログで現役を引退する意向を伝えた。

 22日に「北京オリンピック」と題して更新したブログで湯浅は「まず始めに、北京オリンピックの代表に選出されました選手の皆様、本当におめでとうございます」と祝福。「そしてここからは私事ですが、これで人生で2度目のご報告となります」とし「北京オリンピックへの出場が叶いませんでした。今後は引退を視野に何らかの答えを出したいと思います。と言うような文言を12年前、2010年のバンクーバオリンピックの際に公表した気がします」と振り返った。

 「バンクーバの時はその後引退をする事なく現役を続ける事が出来ました。でも今回ばかりはどうやら引退となりそうです」と現役を引退する意向を記した。「本当に沢山の方々に支えられて今日まで現役活動を続けて参りました。所属するアトミック社やスポンサー各社の皆皆様方にはもちろんの事、実際にお会いした事のない方々からもSNSなどを通じて応援の言葉をいただく等々、、本当に沢山の方々に温かく支えていただきました。本当にありがとうございました」と感謝した。

 「本当は『オリンピックに出れなくて申し訳ありませんでした』と、まずは謝ろうと思いました」と当初の予定を明かしたが「ですがもう謝るのは辞めようと思います」とした。「何故なら、私は本当に、本当によく頑張ったと思うからです。烏滸(おこ)がましいかも知れませんが、今は心からそう思うのです」と自身の選手生活を振り返った。

 「満身創痍(そうい)という言葉は遥か昔に通り過ぎました。それでも自分にはまだやれると信じて信じて信じ抜いた平昌からの4年間でした」と限界を越えても自分を信じて競技に打ち込んでいた。「これからシーズンが終わるまで、最後の最後の選手生活をアルペンスキーを心から楽しんで終わりにしたいと思います。もう後数ヶ月だけお付き合いください」とした。

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2022年1月22日のニュース