NBAの審判も続々離脱 25人がコロナで笛を吹けず 全体の36%

[ 2021年12月31日 08:58 ]

故障離脱中のレイカーズ・デービスと会話を交わすアデアー審判(AP)
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 NBAの審判70人中25人が新型コロナウイルス感染防止のための健康安全プロトコルの対象となって30日までにコートから離れた。スポーツ専門局のESPNが報じているもので、“離脱率”は選手が26・7%、監督が23・3%だが、審判は35・7%とこれを大幅に上回っている。

 全体の3分の1以上の審判が不在となったため、NBAでは1月4日まで“休止”となったマイナーのGリーグから審判を昇格させる見込み。規定では3人ではなく2人でも試合の実施は可能だが、NBAではその事態は回避する方針で、当面の間“メジャー経験”の少ない審判も笛を吹くことになりそうだ。

 なおNBA審判のワクチン接種率は100%だが1月5日までに3回目のブースター接種が必要。審判は選手やコーチ、チームスタッフとは違って移動はチャーター機などではなく、宿泊するホテルも感染防止対策がしっかりとられている高級ホテルではないために感染リスクが高いと見られている。しかしこの事態を受けて、NBAの審判協会ではホテルに関しては改善する方向に動いている。

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2021年12月31日のニュース