仙台育英 ぶっちぎりの独走で2年ぶり史上最多5度目V! 1区で米沢が2位と30秒差、2区3区も区間賞

[ 2021年12月26日 11:28 ]

第33回全国高校女子駅伝 ( 2021年12月26日    たけびしスタジアム京都発着21.0975キロ )

<全国高校駅伝・女子>優勝し、1番ポーズでゴールする仙台育英のアンカー・須郷柚菜(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

 全国高校駅伝は26日、京都市のたけびしスタジアム京都発着のコースで行われ、第33回の女子(5区間、21.0975キロ)は仙台育英(宮城)が、1時間7分16秒で2年ぶり、史上最多5度目の優勝を果たした。2位には大阪薫英女学院(大阪)が1時間8分23秒、3位には神村学園(鹿児島)が同タイムで入った。

 小雪が舞う寒さの中でスタートした決戦。1区では仙台育英の米沢が飛び出し2位に30秒差をつける独走を見せた。2区の杉森、3区の山中もともに区間賞の快走、4区にタスキを渡す時点で2位との差を1分15秒として見せた。4区・渡辺は最終5区との中継直前にタスキを落とすアクシデントがあったものの、2位との差は1分16秒。最終5区の須郷も安定した走りを見せ、単独で史上最多となる5度目の頂点に立った。

 仙台育英の釜石監督は「1、2、3区の2、3年生の主力の選手たちが大変いい流れを作ってくれましたので、4区、5区の1年生がのびのびと走れたと思いますし、最多5回の優勝、東日本大震災から10年という節目の中で皆様に支えられてこの場に立たせていただいております。本当に感謝しております」と語った。

 1区の米沢はスタートと同時にトップに立ち、リードを広げたが釜石監督は「3年間、本当に彼女に支えられ、魂のこもった走りというものが、2区以降につながったと思います」と称えた。どの時点で勝利を確信したかと聞かれると、「3区の山中が終わった時点で、4区、5区は1年生でありながらも自信を持っていましたので、本当に生徒が完璧なレースをしてくれたと思います」と喜んだ。

 最終5区の須郷は「緊張があったんですけど、競技場に来て、自分がゴールテープを切れるって分かった時は嬉しい気持ちでいっぱいでした」と笑顔。「1区からみんながいい流れを作ってくれたので、焦ることなく、後半上げることを意識して、しっかり走ろうと思いました」とも語り、「優勝だけを目標にやってきたので、優勝できて凄くうれしいのでそれをみんなで分かち合うと思います」と声を弾ませた。

続きを表示

この記事のフォト

2021年12月26日のニュース