【羽生結弦、語る フリー編(2)】練習方法を確立「ちょっとずつ実になってきた」

[ 2021年12月26日 23:41 ]

フィギュアスケート全日本選手権最終日 ( 2021年12月26日    さいたまスーパーアリーナ )

<全日本フィギュア最終日>男子フリー、表彰式に臨む羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 男子フリーが行われ、14年ソチ、18年平昌と五輪連覇の羽生結弦(ANA)が211・05点をマーク。合計322・36点で2年連続6度目の優勝を飾り、22年北京五輪の代表に決まった。

 【羽生結弦、語る フリー編(2)】

 ――2週間前までぶっ飛ばしていて、ここまで来るのにきっかけがあったのか
 
 「練習方法がちょっとずつ確立されてきて、自分の中で。で、何か、このためにはこの練習するべきなんだなとか、このためにはこの練習をすべきなんだなっていうのが、いろいろできてきて。やっと、その子たちがちょっとずつ実になってきたって感じですね。やっぱり、分かったといって、ぱっとやってそれができるわけではないので。やっぱり3Aとはまったく違いますし。もっともっと積み重ねていかないといけないなって、これからも思っています」

 ――辞めちゃおうと思ってから、ここまで戻ってくるきっかけは

 「長くなりますけど、大丈夫ですか?短めに?まあ正直、自分の中でも結構焦っていて。早く跳ばないと体どんどん衰えていくのも分かりますし。ただ、うん、自分が設定した期限よりも明らかに遅れていっているので。何でこんなに跳べないんだろうっていう苦しさはあるんですけど。まあ、そういう意味での苦しさと、自分の中でなんか、こんなにやっているのにできないのに、やる必要あるのかなみたいな。なんか諦めみたいなものとか、だいぶ出たんですけど。やっぱり全日本に来る最後の日の練習で本気で締めて、『q』判定されるようなところで、4発くらいこけてて。で、その時にいろいろ考えた結果、この全日本では辞められないな。せっかくここまで来たんだったら、みんなの夢だから、みなさんが僕に懸けてくれている夢だから、みなさんのために、自分のためにももちろんあるんですけど、みなさんのためにも、かなえてあげたいなって思いました」

 ――死ににいくような練習とは、今はどれくらいの本数を跳んでいるのか

 「どれくらい跳んでいるんですかね。自分で考えたことないですけど。でも、1日に今、本数制限はしています。ただ、4回転半にトライするという本数制限をしているだけで、4回転半に行き着くためのトリプルアクセルだったり、シングルアクセルだったりっていう、まあ今回公式練習で何度かやってましたけど。ああいう練習をひたすら、何十本もやっています。あとはそうですね、えっと、何か、精神的にっていうことが強いですけど、誰も跳んだことないんですよ。で、誰もできる気がしないと言っているんですよ。それをできるようにするまでの過程って、ほんとにひたすら暗闇を歩いているだけなんですよ。だから、毎回、頭打って、脳しんとうで倒れて死んじゃうんじゃないかとかって思いながら練習はしていました、はい。(取材の順番を待っていた宇野に)昌磨、ごめんね」

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