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羽生結弦「辞めちゃおうかな」から前へ 4回転半の夢「みなさんのためにも、かなえてあげたい」

[ 2021年12月26日 22:36 ]

フィギュアスケート全日本選手権最終日 ( 2021年12月26日    さいたまスーパーアリーナ )

<全日本フィギュア最終日>男子フリー、表彰式に臨む羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 男子フリーが行われ、14年ソチ、18年平昌と五輪連覇の羽生結弦(ANA)が211・05点をマーク。合計322・36点で2年連続6度目の優勝を飾り、3連覇が懸かる22年北京五輪の代表に決まった。国際連盟(ISU)公認スコアではないが、24日のショートプログラム(SP)、この日のフリー、合計と全て今季世界最高だった。

 冒頭のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)は回転不足の判定だったが、転倒することなく降りた。ついに挑んだ超大技。羽生は競技後、ここまでの苦難の道のりを明かした。

 11月のグランプリ(GP)シリーズ、NHK杯前に右足関節靱帯損傷を負った。「捻挫したらストレスがたまって、食道炎で熱が出て1カ月、何もできなかった」と言う。「その時点で、辞めちゃおうかなと思った。これで辞めてもいいかなって」。心は折れる寸前だった。

 何が羽生を前に進ませたのか。1つは自分。「せっかくここまで来たんだったら『降りたい』と言っている自分がいるんで」。そして、それを上回る周囲への思いがある。

 今月21日の練習。4回転半の回転が足りる寸前の状態での転倒が続いた。「いろいろ考えた結果、全日本じゃ辞められないな。せっかくここまで来たんだったら、みんなの夢だから、みなさんが僕に懸けてくれている夢だから、みなさんのために、自分のためにっていうのももちろんあるけど、みなさんのためにも、かなえてあげたいなって思った」と話した。

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