喜友名 全日本選手権10連覇、史上初“3冠”達成 五輪舞台で快挙

[ 2021年12月13日 05:30 ]

全日本選手権の男子形で10連覇し、ポーズをとる喜友名
Photo By 共同

 空手の全日本選手権最終日は12日、東京・日本武道館で個人戦が行われ、男子形は東京五輪金メダルの喜友名諒(31=劉衛流龍鳳会)が前人未到の10連覇を達成した。アーナンを演武した決勝で28・48点をマークし、西山走(26=大分市消防局)の27・20点を上回った。五輪、11月の世界選手権と合わせ、史上初の“3冠”の偉業を1年で成し遂げた。

 金メダリストの喜友名が、また新たな勲章を手に入れた。全日本10連覇。そして、五輪、世界選手権と合わせて同一年で3冠。「少しは自分の名前を歴史に刻むことができた」と胸を張った。会場は五輪と同じ日本武道館。この日は有観客だったが、五輪は無観客。五輪を現地観戦できなかった家族も応援に訪れており「見に来る予定だった人もたくさんいたと思う。ここで形を見せられて良かった」と振り返った。年内はまだ、団体のアジア選手権を控えている。「3人で気持ちを一つにして、アジアを獲りたい」とすぐに切り替えていた。

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2021年12月13日のニュース