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小平 女子1000制しW杯34勝!日本歴代最多の清水宏保に並ぶ 五輪連覇へ加速

[ 2021年12月13日 05:30 ]

スピードスケート W杯第4戦第2日 ( 2021年12月11日    カナダ・カルガリー )

1000メートルで優勝した小平(AP)
Photo By AP

 標高約1000メートルの高速リンクで行われ、女子1000メートルで小平奈緒(35=相沢病院)が1分12秒51で優勝した。この種目でW杯通算6勝目。500メートルと合わせ五輪個人種目でW杯通算34勝となり、清水宏保が記録した日本勢歴代最多に並んだ。小平は500メートルも今季自己ベストの36秒76で2位。女子団体追い抜きで高木美帆(27=日体大職)、高木菜那(29=日本電産サンキョー)、佐藤綾乃(25=ANA)の日本は2分52秒89で2位だった。

 14年11月のソウル大会の500メートルでの初勝利から約7年1カ月で積み上げた勝利数は34。小平が1000メートルを制し、五輪個人種目のW杯通算勝利数で清水宏保に並んだ。幼少時代からの憧れで「神の領域の人」と表現する存在。最終組で滑りゴールの瞬間に“神の領域”に足を踏み入れたが、派手なパフォーマンスはない。控えめに手を上げて歓声に応じ「何勝したかより、たくさんの選手たちと競い合ってきたことを実感する」と謙虚に偉業を振り返った。

 本能に委ねた。最初の100メートルは全体8位通過。200~600メートルのラップを26秒4の全体1位で滑ると、そのままスピードに乗り、世界記録保持者のボウ(米国)を0秒03上回った。股関節痛で不振に陥り、体の状態を一から見直した昨季からの復活途上。今季は一つ一つの動作を確認しながらのレースが続いたが、この日は「氷に体を任せてみよう」と感覚を信じた。

 約1時間半前に行われた本命種目500メートルは2位。今季は出遅れる傾向が強かった最初の100メートルを全体6位で通過した。ウオーミングアップ中に結城コーチから「100メートルの滑り自体は遅くない」と指摘され「スタートの音が鳴ってから構えて出ている感覚」を修正。「音に体が反応することにフォーカスできた」と好スタートに成功し、頭で考えすぎない滑りを1000メートルにもつなげた。

 メダルに届かなかった14年ソチ五輪後。清水氏から「いい人(お人よし)では勝てないよ」と言われた。それでも周囲に気を配りながら戦うスタイルを貫き、4年後の平昌五輪で雪辱。「いい人でも勝てたね」と言わしめた。35歳の女王は「リスペクトする気持ちを持ち、良さを引き出すようなレースができれば、競技自体がよりレベルの高い領域にいく」と強調。“いい人”のまま、清水氏も成し遂げていない五輪連覇へひた走る。

 ≪女子団体追い抜き 日本2位≫女子団体追い抜きは世界記録を保持するメンバーで臨んだ日本たったが今季3戦全勝のカナダと0秒83差の2位だった。1週間前のレースは高木美が先頭で2周、残る4周を姉の高木菜が引っ張る作戦で、終盤に高木菜が転倒。この日は妹の先頭を半周増やし、負担をより均等にした。上々のタイムで3位以下には5秒以上の大差をつけたが、高木菜は「ラップをキープできたけど、そのラップ自体が遅かった」と反省。高木美は「前回転んだ不安から全員が少しセーブしてしまったと感じる。自分たちの気持ちを強くしていく必要がある」と振り返った。

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