小林陵がW杯通算21勝目 新型コロナ陽性発覚から2週間で復活V W杯ジャンプ男子個人第7戦

[ 2021年12月13日 05:31 ]

ノルディックスキーW杯ジャンプ男子個人第7戦 ( 2021年12月12日    ドイツ・クリンゲンタール=ヒルサイズHS=140メートル )

小林陵侑
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 小林陵侑(25=土屋ホーム)が合計262・8点で今季2勝目、通算で日本男子の歴代最多記録を更新する21勝目を挙げた。新型コロナウイルスの陽性発覚からわずか2週間で、日本のエースが不死鳥のようによみがえった。

 小林陵は1回目に129・5メートルを飛んで118・5点で首位に立つと、2回目は139・0メートルを飛んで144・3点をマーク。2位のタンデ(ノルウェー)に2・6点差を付け、11月末の第3戦以来の勝利を挙げた。

 11月28日に新型コロナウイルスの陽性判定を受けた小林陵は、第3戦が行われたフィンランド・ルカで10日間の隔離生活を送り、今月8日にドイツでチームに再合流。3戦ぶりに復帰した前日の第6戦は7位にとどまったが、早くも本来の実力を発揮した。

 2回目を飛び終えて優勝が決まると、中継カメラに向かって「しゃー!フ~。ぶっ飛んでいきましょう!」と絶叫。日本のエースは文字通り、五輪イヤーをぶっ飛んで行きそうだ。

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2021年12月13日のニュース